皆さんおはようございます。
私の日課は朝歩く事なのですが、今朝は11℃を指していました。(‘;’)
今日は思わず手袋をして外に出ました。
そしてもう一つの日課が歩きながらブログを書くこと。最近は音声入力が凄いのでブログも歩きながら、1人で喋りながら入力しています。
すれ違う人から見たら少し変な感じですが(笑)
でも朝の光を浴びて川や山を眺め、季節の移り変わりを感じながらブログを書くのもいいもんです。
さて本日は前回に引き続き大口町で完成した平屋の家のご紹介をしていきますよ。
ちなみに今このおうちの見学会を行っております。今週末22日と23日予約していただければ誰でもご覧いただきますので興味がある方は下記からお申し込みくださいね。
本日はこのおうちにもよく使われている「Rの垂れ壁」や「ニッチ」について。
ところで、
「Rの垂れ壁」と聞いてすぐにアレと分かる方はある程度、建築に興味がある方かも知れませんね。
それとも建築の専門用語というより、もう一般的に結構知られている用語でしょうか？
RはRound（円形）から来ているようです。
「アーチ」や「下がり壁」と言ったりもします。
思い返してみると私が作る家では「Rの垂れ壁」がどこかに使われていることが大変多いです。それから「ニッチ」に関しても必ずどこかで使われています。
「Rの垂れ壁」はそこにあるだけで、自然と空間を柔らかく仕切りながら、存在感もあるので、効果的です。
例えばトイレの前で一区切り加えるとか、ダイニングとキッチンの間を区切りたいときにパツンと区切るのではなくやんわりと分ける場合など。
四角い枠で区切るのとは違った優しい雰囲気が出ます。
Rの垂れ壁の場合はどちらかと言うと私からのご提案と言うより、お客様の方からここに欲しいとおっしゃる場合が多いですね。
それが大抵の場合、的を得ているので「う～ん、とてもいいですね」と答えてすんなり採用になることが多いです。
最近のお客様は皆さん依頼される前にご自分でも色々と研究されていますので、すごいなぁと思います。
さて、もう一つの話題、
のことをいいます。
用途には大きく分けて2つあって1つは飾り棚のように使うこと。
もう一つは棚など収納として使うこと。
前者の場合は玄関やリビングの一部など見せ場になるところに使います。
大きく開口しても良いですし、こじんまりと作ってさりげないニッチも可愛いです。
このおうちの場合、ニッチとRの垂れ壁を組み合わせて玄関に作りました。今までの施工例でもこのようなものがあります。
後者の物を置く棚などの用途の場合、洗面所の壁面に作ることが多いです。
メーカーの作るユニット洗面化粧台の場合は収納がたくさんありますが、造作で作る場合は収納が確保しにくいので、限られた壁のスペースを利用してニッチ棚を作り、洗面所周りの備品も置いてもらったりします。
可愛さもあって、便利で、これはいつも好評です。
このおうちでは、トイレにも2ヶ所ニッチを作りました。
両方ともお客様からのご依頼でしたが、トイレットペーパーを置く棚、それから掃除道具を置く棚、この2つをニッチにしました。
このトイレは壁の芯々寸法が910ミリの一般的なトイレのサイズですが、ニッチを活用することで壁面から飛び出る部分が減り、空間をうまく有効活用できました！
ただし、注意点としてどこでもニッチが作れるわけでなく、柱があるところや、裏側に同じような下地が必要になる場合は干渉をしてできませんので注意が必要です。
今回も裏側にテレビの下地を設けたので、そこを避けながら、何とか良い場所を見つけたと言う裏の苦労(*^^*)もあります。
ちなみに定額制の『relaciones by NOEL HAUS』で作る場合、このニッチは1ヶ所ついてきますので、打ち合わせ時に好きな所に指定していただければ、お好みのサイズで設計します。
追加で欲しい場合は追加料金でご対応します。
本日はRの垂れ壁とニッチについてご紹介しました。
家のおしゃれ度や使いやすさ、居心地の良さは、意外とこういった小さな造作物が醸し出していることが多いです。
また、そのおうちに応じた適切な場所やサイズにきっちりとお答えできるのは、私たちのような小回りの利く工務店かもしれません。
家は人の生活の原点です。
毎日、触れたり使ったりするちょっとした部分にこそ
ちょっとした遊び心や心地よさを取り入れていきたいですね。
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