コロナ感染症もきっかけになり、在宅時間を今まで以上に有意義に過ごしたい。
そのような機運から趣味の部屋やホームオフィスを家に作られる方が増えています。
本日は実例②のお話をします。
ラフプランの一番最初から、住居以外に「将来カフェをやるためのスペースが欲しい」とご要望がありました。別棟ではなく、ドア1枚でそのスペースに入れるように中で繋がっています。
10坪(20畳)程度の広さの中に、キッチンとカウンター、トイレ手洗い、ベンチやテーブルが作られています。
スポーツ観戦もみんなでできるような大きなモニターを映す壁は、スクリーンを設けず、漆喰を塗った白い壁に写します。これはナイスアイディアでした。
お客様の具体的に使うイメージがはっきりしていたので、スピーカーの配線や、その他、もろもろ舞台裏が見えないように、空の配管を仕込んだりテクニカルなこともかなり工夫してすっきりさせ、便利で機能的で、温かみのある空間になりました。
キッチンの余った空間を収納に使ったり、ベンチの座面を開けると、たっぷりの収納があったり、限られた空間を有効に活用する工夫も随所にしてあります。
私自身が音楽をやることもあり、この空間作りは本当にお客様と楽しくプランし作らせてもらえました。今でも時々訪ねて行って演奏させてもらってます。
建築時に納品して余った材料をお客様のDIYに活用してもらったのですが、見事に、お客様の手でテーブルや椅子に変身しています。
その出来栄えには驚くばかり!
お客様の趣味を超えたクリエイティブに溢れた空間で、建築した私としても冥利に尽きます!