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2022.9.24

腰壁・袖壁・柱・棚など

前回は造作の中の今回のポイントの1つ、バーカウンターのようなキッチン対面カウンターをご紹介しました。

今日は、もう一つのポイント、キッチンとリビングとの境に設けた袖壁や柱、腰壁に関してご紹介します。

 

 

この部分に関してもお客様が当初よりこんなふうにしたい!と写真を見せていただきました。 

 

 

そこで私が話しながらスケッチを書いて「こんな感じですか?」と言う感じでお見せしながら形にしていきます。

他の部分に関してもそうですが今回の打ち合わせのパターンはお客様がイメージの写真を持ってこられ、私がそれを見て絵にする、と言う流れでした。

 

「こんな感じですかね?」

「そうそうそんな感じです」

「でもここはこんな風に変えてください」

 

スケッチに具体的な寸法も入れ、それを最後大工さんがわかるような施工図に置き換え、実際に絵を形にしていきます。

 

 

腰壁の素材に関しては、見積もり時に弊社の方で入れてあった素材があったのですが、そのラインナップの中で一旦は決めたものの後から「もう少し違うものありませんか?」とお客様から連絡がありました。

 

商品の中から選ぶとしたらこれなんですが、(なんか少し違うかも?)と言う思いも確かに私にもありました。

 

そこで、以前も使ったことのある米栂の羽目板に塗装を施したものをお見せしたところ、バッチリこれに決まりました!

やはり並べて比較すると前に決めたものとはだいぶ質感が違います。

 

 

この家では他の造作部分やフローリングに関しても無垢の木をつかっているところが多いので、こちらにも木を使った方が統一感が出ますねー。

 

ただ、最初から化粧板を選ぶのは簡単ですが、塗装のされてない建材を選んだ場合、そこにどんな色をつけるかと言うことでまた1つ考えることが増えます。

また大工工事以外に塗装工事も関係してきて、どうしてもコストは上がりますが、悩んだ時間やかけた手間に見合う納得の行く仕上がりになるのは確かです。

 

どんな色にするかお客様の好みの何種類かの塗料を取り寄せして打ち合わせまでにサンプルをつくりました。

 

 

通常はしませんが、今回は2つの塗料をミックスした色も作りました。

この時点まで相当長い時間の打ち合わせをしています

私にもだいぶお客様の好みがわかって来ています。

 

板を塗っているうちに

(メーカーの単色では本当に気に入る色は見つからない)と思い、何種類かのミックス色を作ってみました。

 

 

 

打ち合わせでお見せするとやはりミックス色を気に入っていただきました!

フローリングのボルドーパインの色との相性も考え決めました。

そしてそこで作ったミックス色がこの家の共通色となりました。

 

 

 

造作材、幅木やカウンター、棚類、洗面造作に基本この色を使い、一部濃い別の色もアクセントに使いました。

 

 

塗装業者を入れて色が塗られると、ぐっと最初お客様から見せていただいたイメージ写真に近づいて来ました。

 

 

 

 

ここから照明での演出が加えられ床の養生も剥がれた頃にはさらに想像していたイメージに近づくことと思います!

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