先日お引き渡しが終わり、今回のリフォームは無事完了しました。
残りカーテンや網戸等のご相談は受けておりますが入居できる状態になりました。
本日は完成した写真を場所毎に取り急ぎこちらでご紹介させていただきます。
玄関は家に入った時の最初の印象を決める場所であり、外へ出かけるときには最後に目にする所。
そこに上質な空気感が漂い、ものにさりげなく統一感があり整っているのは気持ちが良いです。
玄関ドアはもともと北欧の非常に堅牢なドアが使ってありデザインも今では手に入らないような申し分のないものでした。クリーニングで綺麗にしてそのまま活用しています。
2メートル以上の長さのある下足収納は同じスペースを活用し新しくウッドワンさんの特注サイズ木製扉のついた収納を設けました。
この扉はウッドワンさんに特有の『浮造り』と言う木目を浮きたたせた表面処理がしてあり、スタイリッシュな和風にも合うようなかっこいい扉で、わかる人にはわかる(笑)通な仕上げとなっております。
それからすごく良かったのが玄関、ポーチに貼ってあるタイル。
実は最終的にクリーニングをするまでそこまで感じていなかったのですが、最後にクリーニングを施したあとものを見ると、数種類の模様やツヤの違うタイルが規則正しくデザインされており、驚きました。
目地の酸洗いをしたことで、ワントーン上り、輝くような白さに変わり、玄関全体をすっきり上品に仕上げることができました。
前述しましたが、やはりこの辺にも元々のこのお家の設計デザインのこだわりやセンスを感じます!
私自身がこだわった事は玄関の框を今回貼るフローリングに合わせて選んだこと。
今回お客様がお選びになった床暖房対応のフローリングはオーク材を使っています。そのオーク材に合うように同じナラ材の単板を使った框を特注で作り、現場で床に合わせた硬質なウレタン塗装をしてもらいました。
実は現場での手間を省くためにはあらかじめ工場で塗装をされたものを納品した方が省けます。
というか、大手メーカーなどではそもそも現場での塗装工事は前提にありません。塗装や化粧シートを貼って仕上げたもの現場に入れてそれをカットして取り付けるだけで終わるのが常です。
そうできない場合は、営業や設計段階で既製品の他のものを勧めるかもしれません。
私の場合は、まず先に床の材料に合ったものを使いたいと言うことがゴールにあります。
取引のある建材屋さんに良いものが見つかりましたが、工場で塗装をすると2〜3週間も時間がかかり現場の進行を考えると到底間に合わないことがわかりました。
そこで塗装のされてないものを入れて現場で塗装屋さんに仕上げてもらうと言う手を選んだわけです。
こういう時にも、弊社には新築でもリフォームでもで現場での塗装が当たり前の頼もしい塗装屋さんがいるので、自信を持ってこういった柔軟な対応ができます!
そうやって出来上がったのがこれです。
既設大理石の框の上から接着で取り付けてあります。
(大理石の框も立派で惜しいものがありましたが、床材を1階床上から貼って高さが変わるのでこれを利用するわけにはいきませんでした)
オーク床材と馴染むように違和感なく仕上がっていると思います!