本日も工事の内容について、工事中の写真も入れながら解説していきます。
住宅設備機器の続きから・・・・
キッチンにはクリナップのステディアを採用しました。この春に出た新商品で、
対面型キッチンとアイランド型キッチンの中間のようなスタイルです。
アイランドキッチンは通常ワークトップが1枚板でできていて、調理をする人もそうでない人も自由にカウンターを取り囲みコミニケーションの中心となる。
それが良いところでもあるのですが、360度オープンな分、調理側との段差がないので、キッチン作業側は丸見えになり、それを良しとして採用する覚悟?が要ります。
デザイン的にもスタイリッシュで、弊社でも今までいくつか採用させて頂いています。
対面型の良いところとしてキッチンとダイニング側に腰壁がありカウンター越しにダイニング側とのコミュニケーションが取れたりデリバリーもできる。
ダイニングとキッチン側が腰壁で仕切られているので、あくまでキッチンが独立しておりキッチン作業側がダイニング側から見えにくい。
このクリナップ新商品は360度どの面からもキッチンワークトップの周りに立つことができレイアウトとしてはアイランド型です。
しかし、ダイニング側に取り付けられたワークトップとは別に作られた対面カウンターがワークトップよりもやや高いところに設置してあり、アイランドでありながらキッチン側の手元が見えにくくなっています。
このやや高いところにあるというのが、ポイントです。
この段差の高さの違いによって
キッチンとダイニングの間の開放感が変わります。
通常ワークトップから20センチ位高いところに対面カウンターを設けることが多いと思いますが、そうなると寸法は1.1メートル位の高さになります。
↑ こちらは、先月お引渡しさせて頂いたお家ですが、対面型で対面カウンターの高さが1.1mです。
↑ キッチンから見ると対面カウンターまでの高さが20~25㎝くらいあります。これだけあると洗剤ボトルなども一切見えません。
↓ 今回のキッチンではその高さが約7㎝です。
キッチン調理側カウンターの水は水返しによりダイニング側にはこぼれません。
設置形態はアイランド型のキッチンでありながら、そこに対面型キッチンのメリハリを加えたようなプランです。
弊社と契約させていただいた時ちょうどこの新プランが出て気に入っていただき採用となりました。
アイアンブラケットを組み合わせた木製棚を両サイド壁に設けました。
もともと1階にあったトイレには大便器と小便器と手洗いの3点セットがありしたがって比較的広いトイレスペースでした。
そこを今回はタンクレス便器と、もともとの広いスペースを活用し長めの手洗い収納セットを設けました。
トイレの奥には2階に新しく設置するトイレのための配管を収めるためのパイプスペースを作りました。
カウンターやトイレの奥の面内など造作類の寸法に合うようにパイプスペースを作り、出来上がるとそこに配管スペースがあることをあまり感じさせな工夫をしました。
トイレ内にミラーも設置してあり、来客時に身だしなみを整えられる位のゆとりのあるスペースとなりました。お客様のお好みで壁一面だけポイントに選んだグリーンのクロスが優しくてナチュラルな雰囲気を演出しています。