今日はこのリフォームのポイントその2から
玄関ドアに関しては今までの輸入品が、大変使いづらく苦労していらっしゃいました。
デザインは文句なしに良いのですが、確かに最近の国内メーカーの玄関ドアと比較すると、使いづらい部分が目についてしまうかもしれません。
よく言われるのが、鍵の掛かりです。
長年使っているとドアの重さ手と先がだんだん下がってくるため、ラッチが穴にうまくはまりにくくなり、最後にガシャッと閉まる感覚がなくなってきます。
起きている状況はシンプルで、ドアから出るラッチと枠に開いている穴の相対関係なので、穴を大きくするとか、ドアを少し上げれば治ることが多いです。
ただこれがなかなかお客様がされるのが難しいです。DIYが得意な方ならばさほど難しくありませんが、そうでもない方や、特にお年をめしてからそういった細かい建具の調整等までマメに行うのはなかなか大変です。
日本の玄関ドア、室内ドアにおいてはそういった調整も楽にできるような構造になっています。
ハンドルの握り易さ、それからスマートキーで手が荷物がいっぱいでも鍵が開くとか、誰にとってもこれは便利と思われる機能が備わっています。
先日、玄関ドアをちょうど交換したばかりなのですが、新しい日本のドアを見て、大変お客様は気に入っていらっしゃいました。
施工面でも大工さんに聞くとこちらのほうが簡単だそうです。
※ちなみにこの玄関ドアは特注サイズで作っています。今の日本のドアは標準の高さが2メートル30センチほどあり高いです。しかし当時の輸入住宅のドアでは高さが約2メートル位です。
構造開口を大きくするのは構造面で施工面でも無理が出てくるので、現在の高さに合うように2メートルで注文をしておきました。
(具体的にはミリ単位まで特注サイズで指定して発注してます)
解体前から前もって発注しておかないと工事に間に合わないので、実際にはめ込むまで正直少しドキドキしましたが、開口部にぴったりと当てはまりうまくいきました!
現在輸入住宅にお住まいの方で、お使いの輸入ドアに不満があったり困っていたら、こういった方法でもできますのでぜひご相談ください。
以前日本の玄関ドアは輸入住宅には合わないものが多く選択肢が限られていましたが、最近は輸入住宅に合うような素敵なデザインもたくさん揃っています。
もちろん本物の木を使った輸入ドアを使い、お手入れしながら経年変化を楽しむのもアリです。北欧系の木製ドアなら金物もしっかりして、ドアの反りも少ないような構造になっていてオススメです。
ただし、今回のようなリフォームの場合は開口に合わせる必要があり、輸入ドアはサイズの特注対応ができないので、ご予算や工期も含めケースバイケースで選択されたら良いかと思います。