今年2月にご連絡頂き、現地調査をした上で、窓周りのコーキングや、バルコニーの防水メンテ、外壁の一部塗装、軒天や鼻隠しの塗装をさせていただきました。
本日すべてが完了し確認をお客様としました。
よく、「外壁がタイルだからメンテナンスが要らないよね?」とおっしゃるお客様が見えますが、タイル自体に問題がなくても、窓周りのコーキングに寿命があります。 10年に1度は打ち替えたいところですが、なかなかそうもいかず、15年ぐらい経ってからのお話が多いです。それ以上経っている家だとかなり危険な状態の場合があります。
窓周りからの雨漏れは雨漏れの原因として最も多いものです。
窓周りは当初の施工がどのようにされたかでも違いが出ます。基本的にはコーキングが切れたからといって、 一次防水がされていれば、即問題が生じるわけではありませんが、一次側の窓周りの防水テープなどがしっかりなされていないと、コーキングが悪くなった途端に雨漏りする可能性もあります。
屋根に関しては、足場を組んだ後に詳しく調査すると、いくつか不具合があったので追加で工事をしました。
黒い瓦に白い漆喰では目立つので、今回は黒い漆喰(南蛮) を使いました。
冠瓦ももともと高さが高すぎるので、低くしました。平板瓦にわざわざ目立つ白い漆喰を使う必要はないと思います。
パッキン付きのビスで固定。
袖瓦は横2本のみで固定してありましたが上部にもビスを打ち、ぐらつきを抑えました。
軒先の瓦には、穴を開け、1枚置きにビスで固定させ、風の吹き上げ時に瓦が捲れないような対処をしました。
軒先が原因で台風の時にめくれ上がるのをよく見ますが、これで安心です。
以上、屋根の改修工事が想定外で、当初より工事が遅れましたが、本格的な梅雨入りシーズン前に終わることができお客様も安心していらっしゃいました。
ありがとうございました。