築19年になる輸入住宅の外壁を張り替える工事を9月から始めています。
元々貼られているこの外壁は20年前には輸入建材として一般的に貼られていた材料ですが、難点があり、水を吸い込むと表から蒸発しにくく、中で膨らんで材料の劣化を早めてしまいます。
以前5年ほど前にも点検に来ているこのお宅ですが、この度、20年を迎えるにあたり全面的に張替を行うことになりました。
築15年を超えると、メンテナンスを行う様々な箇所が出て来ます。
ウッドデッキを作っている場合もそれに当てはまります。
当時多いのはデッキを構造材の余ったもので作る場合。
構造材が必ずしも外部で強い材料とは限りません。
環境にもよりますが、10年を経るより前に何かしらメンテは必要です。
外壁材を撤去し、構造材まで露わにします。
ここで構造材に雨漏れ等による腐った部分などがあれば補修をしますが、外見で想像するよりこの家では多くの補修ヶ所は有りませんでした。
しかし、少しずつ雨染みを発見します。そこの雨仕舞を見ると、やはりなるほど!と思う納まりのことが多いです。
私は、そこから家の納まりによるウィークポイントを教えられることも多いです。
新築時での良いフィードバックになります。
外壁工事なので、必ず足場を組みます。
この時ばかりと、この時しか出来ないメンテナンスに目を光らせるのが私の仕事です。
天窓もそのひとつ。
古くなったパッキンを取り替え、シーリングや板金を追加し、この先10年はメンテの無いようにします。
天窓の内側には雨染みがあり、間一髪で危ない状態でした。
現在は新しい外壁を貼っている最中です。
今までの外観から少しイメージが変わるレンガ調の外壁を一部使います。