バルコニーの腰壁の天端の施工途中の写真が現場のiPodから届きました。
Photo Streamが大変いいので、撮ってもらう写真を先日から増やしました。午前に3枚、午後に3枚にしました。
現場にいると当たり前に分かることでも離れていると気づかないことも多いもの。
ですので写真は多ければ多いほど情報が多く得られていいと思ってます。最近の現場は特にスピードが早まっているので、過程の様子を確認する機会が減ってきています。この写真などは、すぐに隠れて見えなくなる部分ですので、このような目で見てわかる報告はすごく安心です。
これが工事全般に渡って蓄積されれば、この瞬間しか記録出来ないすごい工事履歴になると思います。
ほら、もう次の写真では最初の防水テープは見えなくなっている。1日で動く工事は思ったより多いのです。
これは、どれだけ現場に張り付いても記録できるものではない。工事は元より、工事記録自体も現場の職人と共に作り上げている・・・・・、そんな感覚がします。
また、何よりも感じることは、私(管理者)自身が、どれだけ他に仕事を並行して抱えていても、現場が動いている限り毎日自分の手元にあるiPodで現場進行を見ることで、現場への配慮・意識を一定のレベルで持続することができること。
これは、どちらかというと想像したことではなかった。
人を管理・監視するという堅苦しい意味ではなくて、自分自身が緊張感を持続出来るツールだということです。
まさに「百聞は一見に如かず」を実感します。
写真を見て、ああ、これも発注しなければ、と忘れずに次の段取りへ意識が動く。
そうしているうちに現場がなんだかとても愛おしくなります。
現場の職人さんも(携帯で撮ってメールで送ることはあっても)このような取り組みは多分初めてで最初は少し戸惑いもあるかと思いますが、ぜひ最後まで続けていってもらいたいと思います。
「塵も積もれば山となる」小学生で習う簡単なことわざの連発ですが(笑)いや、本当に毎日は小さな仕事の積み重ねの連続、
ひとつひとつの作業にたいした実感はなくても最後にその業を見渡すと、逆に小さな積み重ねでしか出来ないすごいことになっている。職人さんの仕事はそれぞれ別々の専門職で建物の違う箇所を受け持っているが、そのひとつひとつを束ねて意味のあるものとしてまとめあげる・・・本の編集の様に・・・・、それが自分にしか出来ない仕事だと思っている。
その自分にしか出来ない可能性を信じて、コツコツ進めていこう。