足場を組んでからまず最初に行うのが屋根工事です。
今回は屋根の勾配が急なので、他の業種が同時に重ならないようにできるだけ一つ一つの工程が終わってから次に行くようにしています。屋根から何かが落下した場合に下で作業している場合、危険が生じるからです。
今週はまず既設瓦を降ろしました。
初日に現場に行くと総勢10人が瓦の撤去に集合していました。
晴天の続くこのタイミングに出来るだけ短期に行うための人海戦術です。
リフトを設置して外した瓦をテキパキと降ろして行きます。瓦搬出用のトラックが3台待機。
資材を置く棚を屋根勾配に合わせて作って来ていていたり、落下したものが落ちないように軒先に養生をしたりと、瓦屋さんは事前になかなかしっかりした準備をしていました。
煙突と屋根の間に付けるフラッシングという煙突部材も今回一緒に取り替えるため、専門の業者を呼んで外してもらいました。屋根を貫通している部分なので雨仕舞にはよくよく注意する必要があります。瓦業者と煙突業者を互いに合わせて収まりについてすり合わせをしました。
瓦は2日で撤去が完了し、ルーフィング張りが始まっています。
同時に土曜日の本日は天窓の専門メンテナンスを入れています。パッキン等消耗品の交換、ガラスのコーキング等、経年劣化してくる部分に関し製品をばらして丁寧におこないます。
ここに関しても、天窓の専門業者と瓦屋と互いの意見をすり合わせて、現場での収まりを決めました。
どうしてもマニュアル通りにはいかない部分も現場ではあるので、できるだけ多くの人と意見を交換するのが大切だと思っています。
この2連窓の水切りは元々窓の間が狭く連窓専用の水切りが使えない為、ちょっと苦労しましたが、現場で加工し最適と思える収まりになりました。
一物件で8箇所の天窓をメンテナンスしたのは初めてで、なかなかのボリュームでした。
しかし、晴天に恵まれる今の時期が本当にありがたいです。
何とかこの天気が大きく崩れることなく続いてもらいたいものです(^^)