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2023.5.9

無機質インテリアのディティール

こんばんは。ゴールデンウィークは皆様いかがお過ごしだったでしょうか?

思ったより天気が良かったので、お外で新緑を満喫された方も多かったのではないのでしょうか?

 

あま市で作っている新築現場は、有難いことにお休み中も内装屋さんは仕事をしてくれて、工程通り、ほぼ全体の70%ほど終わってきました。

 

 

本日で床の工事が終了しました。

 

写真は少し前になるので全て仕上がっていませんが、少しだけご紹介します。

 

 

 

今回は床がすべてフロアタイルとなっています。

床と壁はグレーを基調としたコーディネート。天井は対照的に白が選んであります。

コーディネーターさんの選んだグレーの壁がマットな質感で、とても落ち着きのある良い柄でした。

 

同じモノトーンでも、少しずつ模様とトーンが違うものを選んでいて、そこはかとなくメリハリがあるのが技ありです!

 

3つある寝室は壁の1面だけを部屋ごとに色を変えています。

 

 

 

打ち合わせをしていく中で

今回は、とにかくシャープに無機質なインテリアの方向性だとわかって来ましたので、それを意識してなるべくスリムな印象を与えるように材料選びがしてあります。

 

玄関は元々の見積もりでは30㎝角の一般的な磁器質タイルだったのですが、

上棟後に現場をお客様やコーディネーターと見たときに生まれたアイディアで変更になり、他の床と同じフロアタイルを貼ることにしました。

 

 

 

確かにフロアタイルは、店舗で土足で歩くところにも使っているもの。というか、そういった用途の方が多いので、当然玄関のタイルとしても使えるわけです。

 

 

そしてなんと、階段にもフロアタイルを貼ると言う徹底ぶり。

 

 

段鼻には店舗などで使うノンスリップと言う金物を使いました。

フロアタイル同士の角をガードすると共に滑り止めの役割があります。

 

住宅としては少しボリュームがあるように感じましたが、階段では安全性を重視しました。靴で歩くわけではありませんのでグリップが効きにくいですから。

色を黒にして締めることでシャープの印象を与え、クロスやフロアタイルとの違和感がないようにしました。

 

 

それからもう一つ、今回初めて使ったものですが、この写真を見てわかりますか?

 

 

 

腰壁の上部に使うもの(笠木)厚みが非常にスリムに見えると思います。

今回のような物件の時に、以前からこの笠木に関してはこんな感じのがあるといいなと思っていました。

そう思って、お付き合いのある建材屋さんのカタログを見ていたら、なんと「あるじゃないですか!」

 

そこで、早速今回採用させていただくことになりました!

 

 

家のテイストが決まると、こんな風にどんな建材を使うか?どんな収まりにしようか頭をひねるのですが、こうやって考えて作った上で最終的に全体のイメージがだんだんと完成形に向かっていく過程はとても楽しいです。

 

これからラストスパート。来週以降は、キッチンや便器、洗面台など、水回りの設備機器が設置されていきます。

これからの仕上がりも、お楽しみに。

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