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2023.10.18

自然素材の使い方~第11回 床-その5 無垢フローリングを選ぶと言うこと

『無垢フローリングを選ぶ』ということ

 

無垢フローリングは1枚板で作られてので、温度や湿気の影響も受けます。

 

特に、パインなどの針葉樹の場合は気泡が多く軽いため、収縮が大きく、反りや目地の隙間が空いてきたりということがあります。

「目地が汚れそう」とか、「目地に溜まるゴミがほんの少しも許せない」という方は後から後悔しないように・・・。

 

20㎜厚 レッドパイン

 

また、自然の材料ですから1枚1枚柄が違います。

選ぶグレードにもよりますが、節があったり、裂けたように感じる部分があったり、同じ樹木でも色目が異なったりします。

人と同じで、1枚1枚、様々な性格や特徴があり、何ひとつ同じ板は存在しません。

樹種により違いますが、パインなどの柔らかい木では固い物が当たれば負けて凹みます。

 

 

 

そして、それが無垢ならではの味わいです。

 

「無垢の材料を選ぶとはそういうことだ」と言うように納得してお選びいただく必要があります。

 

メンテナンス

 

日ごろのメンテナンスは掃除機と乾拭き程度で良いですが、汚れや水分から守り長持ちさせるには、定期的なワックスがけがオススメです。

(とメーカーの本には書いてあります!)

 

と言っている我が家では17年間まだ1度も全体にワックスをかけた事はありませーん(汗)

 

 

1つアドバイスできることと言うと、ワックスは、フローリングの表面にどのような塗装がされているかで方法が変わるので、注意してください!

 

フローリングの建材メーカーや塗料メーカーにも取り扱いは詳しく書いてあります。

参考:オスモカラー(ドイツの自然塗料)

 

『日頃注意したいこと』 1つだけ

 

そんな中、私が1番注意した方が良いと思うのはオイル塗装をした床の場合の水濡れです。

これは放置すると、点々とした模様の水染みになります。すぐに拭き取った方が賢明です。

 

 

我が家はキッチンにパインを貼ってオイル塗装をしていますが、やはりここの水染みは他に比べて無視できない感じです。

まぁずっと住んでいると、気になると言えば気になるし、気にならないと言えば、気にならないのですが(笑)。

 

なってしまってからのメンテナンスについては動画でも解説しています↓

では、次回もお楽しみに・・・

次回は無垢フローリングの最終回です。

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