これまで無垢フローリングを数回に渡ってお話しして来ました。
前回はメンテナンスを簡単に紹介しました。
少し面倒そうなところもありますが、
実際のところ、やったらやったなりにもちろん良くなるのですが、ではやらなかったら酷いことになるかと言うと、そうでもない。というのが私個人の感想です。
確かに定期的にワックスをかけられているおうちに行くと、それは綺麗で感心します。
ただ、皆さんがそんなふうに定期的にワックスができるかと言うとどうでしょうか?
屋根や外装に関しては、実際経年劣化しますので、やるべき時にメンテナンスをする必要があります。
ただ、内装に関しては正直そこまで堅苦しく考える必要はないというのが、私の考えです。
少し位サボっても良い. .それよりも日頃の風合いが良い、足に気持ち良い、その事の方が大切に思える。
そのラフさ、おおらかさがまた無垢の良いところなのかもしれません。
こういった考えに同調できない方は最初からそういうものを選ばないでしょう。
生活習慣や好み、信条を家づくりで急に変える人はいないし、その必要も無いと思います。
だから、無垢フローリングを選ぶ人は最初から決まっているのかもしれませんね。
ただ、ひとつ言えるのは、無垢の木を使った家に住んで肌で実感してから、今までの考えが変わってくる可能性はあります。
最後は、少し住宅建築を作る側としては、自分の家のメンテをサボっていることを横に置いて、不適切なことを言ってしまったかもしれません(笑)
しかし、実際に自然素材を使った家に住み続けてみた居住者の目線から現実的なこと言うと、こちらの方が正直かなと思ってこんな風に今日は書いてしまいました^_^。
あまり最初から、堅苦しいことを言って、無垢を敬遠する人がいると残念なので。
その上で、無垢フローリング、自然素材の良い所と注意すべきところ(特徴)や、使う上での覚悟みたいなものを話したつもりです。
もし、「そうか。そういうことか!ちょっと検討してみようかな〜」と言う方がいたら、ぜひ無垢フローリングを家のメインフロアに考えてみてください。