全館空調の試運転も終わり、残すところ少々のアクセサリーを取り付けるだけになりました。
本日はほぼ完成した『平屋の家~江南市』の写真を見どころとともにアップしていきます。
まず、玄関に入ると目を引くのが前からブログでもその制作過程をご紹介 してきた《手洗いスペース》
カウンターの形状はお客様と話し合い決めた 独自の形。
水栓やボウルの形から色・タイルのアレンジまでお客様で自由にお好みのものをチョイスした完全なオリジナル。
来客にもデザインであっと言わせる手洗い場です。
カウンターの下はオープンなので、配管も水栓に合わせたブラス色にしたところもこだわりの一つ。
そして、この玄関ホールに面してお客様が使用することも意識したトイレがあります。
また、シューズクローク以外に、帰ってきてコートや帽子など比較的外部の汚れを受けやすい上着類を納めるクロークもあります。
プライベートなリビングゾーンに入る手前に ①手洗い ②トイレ そして③上着掛けがあり、アフターコロナ=これからの生活様式に合わせた設計となっています。
そして玄関ホールから印象的なグリーンの引き戸を開けて一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは約20畳のLDK。
緩やかな勾配天井を備え、北側の高窓からは柔らかな光が空間に降り注ぎます。
妻壁にあしらった米松のパネリングと 柔らかい色調の無垢のパイン材、すっきりとした白壁が北欧テイストのインテリアを演出しています。
この写真では分かりづらいですが、壁を照らす間接照明や天井に埋め込む照明もあしらわれていて、夜には眩しさを感じず穏やかな明かりで寛げるように配置しました。
そして、LDK に隣接してあるのがウォークスルークローゼットと本棚。
ウォークインではなくウォークスルーと書いたのはドアなどで仕切られていないからです。
LDKからすぐ近く、でもパッと見では分かりにくいところにそれらが絶妙な角度で配置されています。
確かによく使う所はあまりドアで仕切られていても使いにくい。でもオープンでは目立つ。
この家ではちょうどいい感じで行きやすく目立たず、という場所になっています。
そして、さらに家族が使える「掲示板」もこの見えないところに作られています。
学校の行事の連絡や地域のお知らせなど家族で共有したいものが何かと色々ありますよね?
だいたいは冷蔵庫の扉などにマグネットで貼ってある物。それがここに集約して掲示できます。
壁をR垂れ壁のあるニッチにして貼った紙が出っ張らないようにし、背景にピンク色の掲示板用のクロスもしっかり貼ってあるので、機能的且つここにも可愛らしさを忘れていません(^^)/
奥様のご要望でこれらは詳細設計時に組み込まれたのですが、本当に生活者目線のGOODアイデアですよね!
私たちも大変勉強になっています。
続きはまた次回…この次はオリジナルキッチンや洗面台をご紹介します!