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2021.1.22

家づくりの流れ~「家づくりの三つのプロセス」

今日はこれから家づくりを考えている人のために

「注文住宅の家づくりの流れ」についてご説明したいと思います。

 

決まったものを作る規格型住宅と違い、お客様一人一人に オリジナルの住宅を作らせていただく注文住宅では、作るまでには一定の時間が必要です。

 

 今回のブログではまずどのような流れで進んでいくのか、大まかにご説明したいと思います。(あ~だいたいこんな感じで進むんだ)ということを ざっと掴んでていただければ良いと思います。

 

【家づくりの三つのプロセス】

 

 ホームページにも記載がありますが弊社の場合、家づくりは以下の図のような形で進めていきます。(別図)

一つ一つすごろくのコマを進めるように順番にステップを進めていく感じです。

 

ここでは細かく10の段階に分けて書きましたが、

 

まず、押さえておきたいのは、

 

注文住宅の完成までには大きく分けて『三つのプロセス』がある

ということ

 

 

三つのプロセス

①一つ目はご相談から請負契約を交わすまで。(01~05)

②二つ目は請負契約を交わしてから着工するまで。(06)

③最後は着工してからお引渡しまで。(07~10)

上の図に書き入れてみました。

 

 

ひとつひとつ解説していきましょう。

 

①ご相談から請負契約を交わすまで

(→主に設計・積算業務)

 

内容的にも時間的にも、規格型の住宅と比べ様々な違いがありますが、

時間的に大きく違うのが①のプロセスになります。

 

①のゴールにある「建築請負契約」を結ぶためには、

 ご要望通りのプランが出来、そのプランに基づいたお見積書の内容や工期に関して十分ご納得して頂いていること、が前提です。

 

建築プランや仕様について全くのゼロからスタートする注文住宅では

どうしてもこの①のプロセスに時間がかかります。

ここにかける時間次第で家づくり全体にかかる時間が決まると言ってもいいくらいです。

 

★そして①のプロセスが注文住宅では実は一番大切なところになります。

どの会社に依頼するか?どんな家を建てたいか?など重要なことが決まります。

(①のプロセスの大切さに関しては、また後日書きたいと思います)

 

 

②請負契約を交わしてから着工するまで

(→主に設計コーディネート・積算・工事)

 

契約後、着工までの準備期間となります。

地鎮祭を行ないます。(施主様のご希望による)

場合により既設解体や、外構の先行工事、地盤状況により地盤補強工事を行ないます。

基本設計図に基づき、構造計算や建築確認など各種申請業務などが水面下で進みます。

コーディネーターとの仕様決めなどの打合せも並行して進めます。

多くの人が関わるようになるので、手戻りの少ないよう合理的に建築マネージャーが采配します。

 

 

③着工してからお引渡しまで

(→主にコーディネート・工事・業者)

 

枠組み、屋根が完了したら現場で「上棟打合せ」をします。

施主様・監督・コーディネーター・関連業者による、施工前現場での最終確認が目的です。

工事中、第三者機関による2回の検査を経て、造作から仕上げへと多種多様な工事をタイムリーに進めて行きます。 

工事がある程度進んで来た段階で、外構やカーテン・家具などのご提案もさせて頂きます。(ご要望に応じ)

完了検査・登記を経て、施主検査・住宅ローン手続きをお願いします。

手直し・機器取扱い説明やメンテナンス説明をさせて頂き、完成金をお支払い頂くとお引渡しとなります 。

 

 

 

 

以上、三つのプロセスを簡単に説明しました。

必要な時間

これに必要な時間の目安をご紹介します。

(例:早い人の場合 延床36坪 長期優良住宅 地域型住宅ブランド化事業補助金利用)

 

①ご相談から請負契約を交わすまで 約4ヶ月

②請負契約を交わしてから着工するまで 約2ヶ月

③着工してからお引渡しまで 約6ヶ月(完成後、登記、引き渡しまでを含む)

→トータルで1年

 

 

これも図に書き込んでおきます。

 

前述しましたが、一番個人差があるのが、①のプロセスです。

建物の規模に係わらず、 間取りや予算に関連して時間を多く要することもあれば、そうでない事もあります。

ひと休止して、少し回り道してからまた再開したりなど、建て主さまそれぞれの事情で変わることもあります。

 

長い方では請負契約まで1年近くかかった方もみえます。

 

②は着工前の準備段階ですが、設計審査の絡みや、補助金の事前申請、近隣の状況など外的な要因で所要日数にばらつきがあります。

建物規模でも変わります。

 

③は規模で変わって来るので、プランが定まってしまえば読みやすく、70坪くらいの大きな建物でも(擁壁や造成に極端に時間を取られなければ)8ヶ月くらいあれば建ちます。

 

 

この様に見てきてお気づきかと思いますが、注文の家づくりでは半分が着工前にかかっています。

もし、注文住宅が近所で立ち始めたら「あ~、だいぶ前からこの家の打合せしてたんだな~」という事になるわけです。

 

意外に時間がかかると思われた方が多いのではないでしょうか?

 

でも、これは工事管理もそうで、監督を始めた頃に先輩によく言われたものです。

「段取り8分!」と・・・・。

準備をいかにしっかりするかで、実際に動いてからの出来の80%は決まる!って事ですね。

着工前の打合せや設計にも同じ事が言えます。

木も地表に見えてる幹や枝と同じだけの根が地中に張っているって言いますよね!

 

 

家づくりは長く、資材や設備等様々な産業とも絡んでいます。

経済や社会状況・天候など外的な要因で工程通り進められなくなる状況が無いとも言えません。

 

 お家づくりを真剣に考えていらっしゃる方は、

是非、お家を完成させたいと思っている時期から逆算してみて下さい。

 

 

そして、できれば余裕を持ってご相談を始められることをお勧めします。

それが、思い通りのお家を手に入れるまず第一歩になると思います。

 

 

次回ブログではプロセス①の内容とポイントに関して説明したいと思います。

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