先週から名古屋市守山区にある住宅のリノベーションを行っています。
子育て世代のご夫婦A様が購入された、昭和61年(築37年)の鉄骨造の注文住宅です。
幹線道路から少し入ったところに立地しており、住宅の裏に林のある、静かで自然環境の豊かな場所です。
当初は、新築も考えられていたお客様ですが、この中古住宅の立地の良さと、予算面のことを考えてリノベーションを選択されました。
今日はこの物件に決められた最初の頃からお話ししたいと思います。
当初、お客様のA様から弊社にお問い合わせをいただいた後、メールでやりとりを行う中、
「気になる中古物件があるので一緒に現場を見ていただけますか?」
と、ご連絡を受けて現地に向かいました。
現地では、対面では初めてお客様のA様と、それから仲介の不動産屋さんと、その時お住まいだった前のオーナー様とお会いしました。
関係者4名が、合同で現地で会ったわけです。
結果、合同でこのようにお会いすることができて大変良かったと現在、工事が実際に動いている頃段階になって思い返しています。
大変親切な方で、家のリフォーム修繕の履歴や、点検口の位置など、色々と細かいことをお聞きすることができました。
押し入れの天井、リビングの天井点検口からも天井裏を見させていただいて、鉄骨構造や間仕切りの木造に関して目視で色々と確認ができ、今回のリノベーションを立案したり見積もりをする参考になりました。
現場を見ながらやりたいこと・・・・
「LDKをつなげて広くしたい、天井は高くしたい」
「お風呂は広くしたい」
「窓を取り替えたい」
など、ざっくりとご要望をお聞きすることができました。
大勢の方が立ち会う中少し多く時間をいただいてしまいましたが、ここで出来る限り情報を得ることで、より現実的なプランや精度の高い見積もりが出来ますので、私は一番大切にしています。
建築当初の図面類、確認申請関係の書類、あれば建築現場の写真、など、情報は多ければ多いほど良いです。
この辺は、関係者皆さんのご協力が必要ですが、それがあることで、後々のトラブルをできるだけ防ぐことができます。
実は、この日以降、事務所で落ち着いてから「あそこを見たかった!」と言う部分が出てきたので、もう一度、不動産屋さんを通じて、オーナーさんに連絡を取っていただき、私1人で家を見させていただきました。
数週間後、プランや見積もりを出させていただき、その後、何回かやりとりをさせていただく中、プランが固まってきました。
銀行の仮審査もそれに並行して進め、目標とする総予算も決まってきたので、それに合わせて出来る事と出来ない事を仕分けし、見積もりを確定。
完成時期を見据えたスケジュールを決めて、契約をし、先週着工となりました。
次回のブログでは着工(解体工事)以降の現場の様子もアップしていきたいと思います。