ブログが3週間以上空いてしまいました~。
一応1週間に1回と決めているのですが、現場が動き出すとついつい・・・不定期に。
気まぐれブログになりますが、お付き合いください。
さて、本日も北欧インテリアのリノベ工事を振り返ります。
今回はこだわりというより、悩んだ点、と言ったほうがいいかも知れません。
床下点検口の位置は、新築リフォームに限らず毎回迷う部分です。
点検口はもちろん今後のメンテナンスのために必要なものですが、一方であまり目立つところに開口を作りたくないと言う思いもあります。
床にはこだわりがある方も多いですので、その床が「蓋の形で切りとられている」と言うことにマイナスのイメージを持つ方も多いのも事実ですし、私もその気持ちは
わかります。
水回りの近く、つまりキッチンやお風呂、洗面所の近くと言うことになります。
一般的には洗面所またはキッチンに作ることが多く、支障なければ、キッチンからつながるパントリーその他の部屋にも作ることもあります。
以前は普段目立たないという理由で収納部分に作ることが結構ありました。
ただ、階段下収納の場合は天井も低いので、壁より床に物を置く事が多く、お客様によっては点検口を見つけられないという事も。
点検口を作る以上はやはり第一優先されるのは、後から何かあったときに床下に潜ってチェックやメンテナンスがしやすいことです。
できれば配管に近い場所が好ましいです。
特にヘッダーと言って、配管が集中する部分に近いところにあるのがベストです。
設備屋さんに点検口のベストの位置を聞いたならば、そのように答えるでしょう。
とは言っても、見た目のことも考えて100%完璧という場所はないので、その時のケースに応じて確定していきます。
今回の場合はリフォームですので、床下には取れない基礎があったり、新築と違って自由にならない部分がいくつかあり、メンテナンス上はやむ無く妥協するしかありませんでした。
お客様は洗面所のデザインには特に思い入れもあって、洗面所の床に点検口つけることには抵抗がありましたので、いろいろ考えた結果、洗濯パンの下に点検口を作ることにしました。
先程の話と逆行してしまいますが、何かあったときには、洗濯機をどかして、洗濯パンを外し床下を見る必要があります。
何かトラブルがあるといっても、そんなにめったにはないことなので、その時の事は覚悟してそういった手間がかかることをご理解頂きました。場所的にはメンテナンスするには適した位置でしたのでその辺は問題ありません。
後から、床を切り取るような事になるよりは、少し手間が掛かってでも最初から開口を開けておく、それだけでも将来だいぶ安心かと思います。