本日は、照明、内装、タイル、造作収納などの打ち合わせを施主様とコーディネーターとともに行いました。建物は造作工事が中盤に差し掛かっていて、待ったなしで決めなければいけないことも出てきています。
この時期になると、決めることが多岐に渡るので、わたし達もお客様も大変です。
職人を仕切る監督の立場としてはできれば作る前に全部決まって欲しい。
手戻りや、重複でムリムラが出ると余計なコストアップや工期の遅れにもつながりになりお客様にも迷惑かかるからです。
お客様に迷惑がかからないようにと、見えない負担を工務店が背負うのも、長い目で見たら良いことではありません。
だけど、出来上がって来なければわからないこともあります。
以前社員として監督を担当している時は、どうして設計はこんなに決めるのが遅いんだ、と出来上がる図面を待っていましたが、自分で設計打ち合わせに関わることになってここにどれだけ時間がかかるかがよくわかりました。
確かに現場で決めて良かったと言うことが有ります。
ずっと注文住宅を手がけていますが、
設計と工事管理はそもそもどんなプロジェクトでも、互いの役割があってぶつかる部分も多く、もうそういうものだと思うしかない。
葛藤しながら、一番いいバランスのところを仕切るのが、自分の役割だと思います。職人の思いをお客様に伝えたり、お客様の思いや期待を職人に伝えたり。何か暖かいものを気持ちの中に持って、互いに中身は少しずつ違っても大きな目標に向かって、仕事をしたいものです。
今日が基本設計契約後、16回目、建築請負契約後10回目の打ち合わせでした。
打ち合わせの合間にもお客様とはメールで何度もやりとりをさせて頂き、お互いに限られた時間の中でとても理解をしていただき、助けていただいています。
共にこうやって1年以上の時間を共有した分、
これから現場に行く度に、少しずつ変わって行く家を見て関係者みんながワクワクできるように、完成までベストを尽くしたいと思います!