先日緑の上へ白を重ね塗りをしましたが、それをまたわざと部分的にペーパーで剥がします。ペーパーは240番で行いました。
気になったのは同じ白の塗り重ねでも、木地表面が滑らかな場合は白が比較的しっかり乗るのだが、木地がザラッとした方は先回の1回塗では下の緑がだいぶ透けて見える。
これはこれで、雰囲気があるのだが、少し微妙〜。
ひとつ間違えると、いい加減に塗っているように見えないこともない。
今回はフランスの片田舎のようなエレガント且つシャービーなイメージに仕上げたかったので、やはりもう1回白を塗った方が良さそうだ。
剥がすのを途中で止め、扉には白をもう1回重ね塗することにした。
そうしたら、ちょうどいい感じにうっすら下地の緑が透けるくらいの仕上りとなった。(写真は2回めの白を塗る前で、簡単に仕上るなら、このムラのある状態でもアンティーク塗装としては仕上りと言っても良いのだが・・。)
今回はせっかくここまで来たので、もうひと手間かけることとした。
角を削って、下地の緑色・木地を見せた状態。
なかなか、やってて面白い。
どこをどの位削れば使い古した感じになるか?
やり過ぎないよう全体を見ながら少しづつ進めた。
しかし、やってみて思ったがあんまり慎重に大人しくやると、遠めから見るとあまり面白くない。
然るに少しやりすぎっ?て位に削ることにした。
そうだ、ここでも塗装は「思い切りが肝心」である。
難しいこと考えずに感性の趣くまま、ひたすら手を動かす。
それでいいのだ。
だから塗装は楽しい!