コロナ感染症もきっかけになり、在宅時間を今まで以上に有意義に過ごしたい。
そのような機運から趣味の部屋やホームオフィスを家に作られる方が増えています。
これから、3つの実例を上げながら、その良さや、作る上でのコツや注意点をお話ししたいと思います。
まず本日は実例①のお話をします。
ご主人が仕事から帰ってきてから家族のことを気にせずに演奏を楽しむことができるように、家族の居住空間とは違うフロアである小屋裏3階部分につくりました。
この例のポイントは、日常空間と違うフロアにすることです。
3階に上がるまでは少し苦労が入りますが、その分、雑多なものが目に入らず日常から離れてやりたいことに集中できます。
2階の居住空間と接している床部分は1段上げて空間を設け、遮音材を入れてあります。
小屋裏のため、それ以外の屋根や壁分に関しては他の居住空間とは、直接接してはいませんが、内側に床シートをひいて仕上げをするなど、音が伝わりにくい作りになっています。
遮音ルーム専門の施工業者が作っているわけではないので、そこまでの完璧な上にはすることは難しいですが、お客様に聞くとその部屋の下にある2階の寝室にいても、何かやっているなと音は聞こえてくるけど、気になるレベルでは無いそうです。
3階にあることに関して気をつけることといえば、部屋が暑くなることです。
夏は強めの冷房が必要な事と、楽器類は空調を使わずにそこに保管しておくのは良くないと思います。
もちろん、空調を常に入れてあるとか、湿度の調整が適正にされているならば別です。