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2023.7.11

自然素材の使い方~第3回 漆喰(しっくい) その1

我が家コンセプトハウスでは、実験も兼ねて、数種類の素材を壁の仕上げに採用しています。

 

ビニールクロスは一切使用しておらず、珪藻土、漆喰、紙クロス、漆喰塗料、タイル、

この6種類で作ってあります。

 

一部韓国で買った和紙(韓紙?)が貼ってありますが、これは自分が旅行で買ってきたものを興味本位で貼っているだけなのでカウントには入っていません。(笑)

 

今日はその6種類のうち漆喰(しっくい)を取り上げます。

 

 

コンセプトハウスで使った漆喰には、2種類あって、

1つは日本の漆喰、

もう一つはスイスでとれた漆喰です。

 

 

漆喰の歴史

漆喰と言うと、お城や倉、町家、古民家に使われていて、いかにも日本独自のものに思いますが、スイスやスペイン、イタリア、中東や中国にも、古くはローマ時代にも漆喰はあります。

 

 

 

実際漆喰は、中国から伝わったものでその建材としての歴史は木と並び大変長いものになります。

建材の大先輩ですね。

 

 

 

漆喰と呼ばれているものの共通点は石灰石でできていることです。

 

田中石灰工業株式会社のHPより引用

 

漆喰とは?

何と石灰石が採れるところは、もともと海があったところ!

2億5千万年前の海洋生物の死骸、珊瑚などが堆積したものが、海中で長い時間をかけて化石化し、地殻変動とともに、地上に隆起し石灰の山となります。

それを採取して、焼き、水をかけて粉状にしたもの消石灰と言い、漆喰の原材料となります。

 

田中石灰工業株式会社のHPより引用

 

田中石灰工業株式会社のHPより引用

 

 

漆喰を使おうと思った動機

 

私がコンセプトハウスに漆喰を使おうと思った動機は

 

1.耐水性、耐久性がいかなるものか?

昔から外壁にも使われてきた漆喰の耐久性やメンテナンス性はどんなものか?

体験したい。

 

2.抗菌効果を期待して。

 

3.左官職人がコテで仕上げた真っ白な壁の良さを堪能したかった。

 

以上の3点です。

 

使用場所

それで、具体的にどこに使ったかと言うと、

 

お風呂の壁の上部とトイレの壁

 

 

お風呂の壁耐水性や耐久性、メンテナンス性のチェックと、もちろん、まっ白い滑らかな壁の表情を味わうため。

 

 

トイレは、左官職人の作る壁により、狭いプライベート空間ゆえのひと味違った空間にしたかった。

そのことと、トイレと言う空間なので、抗菌性を壁によって高めることができるならなおさら良い。

 

そんな理由からこの2部屋に採用しました。

 

さて、長くなりそうなので、今日はここまで・・・(笑)

 

次回は・・・

それから17年間暮らしてみてどうだったか?

感想を述べたいと思います。本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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