本日は先月5月に終了した四日市市の輸入住宅の屋根・外壁リフォームの完成写真をアップします。
この工事は昨年末からご依頼をいただいておりましたが、時期の良い時を狙って3月中旬から工事を開始しました。そして梅雨入り前に終わるよう段取りしました。
最初に外壁塗り替え工事を行い、その後屋根の葺き替え工事に移行しました。
外壁は、以前のブログでもご紹介していますが耐用年数最大26年相当の超耐候性フッ素塗料を使用。
今回の家だけのオリジナルの色を作り、お客様のイメージ通りに仕上げることができました。
色選びに苦労しただけあって、
お客様に大変喜んでいただきました。その感想については、また後ほどお客様の声であげたいと思います!
屋根は輸入住宅では定番の輸入ファイバーグラスシングルに葺き替えました。
セメント板に塗装がされているカラーベストと違い、屋根材の内部までそれ自体が防水材であるアスファルトでできているので、長期にわたり防水性が高い素材になります。
【性能】
また、アスファルトの間に強靭なグラスファイバーが練り込まれているので、硬い屋根材と違い、柔軟性を持っており、かつ、グラスファイバーが紫外線や熱射による膨れや変形を防いでくれます。
イメージ的には柔らかくて軽くて強い防水材。
話が少し逸れますが、私が普段使っているカバンにはX-C1000という生地が使われていて、大変軽く丈夫且つ機能的で、買い換えても同じものを迷わず選ぶくらい気に入ってます。
この生地はヨットやサーフィンで使用されるセール(帆)の生地開発に定評のある会社と、アウトドアで用いる高品質素材を作っている会社のコラボで出来た生地らしく、「強度」「軽さ」「防水性」を兼ね揃えています。
物は違いますが、例えて言えば、これに近い特徴を持っているということです。
【施工性】
ファイバーグラスシングルは上のような性能、性状メリットがあるので、今回のようなデザイン性の高い屋根にもよく馴染んで、施工性も良いです。以前行ったリフォームでもご紹介していますが、ドーム型の屋根とか、少し珍しい形状の屋根にも馴染みます。
施工性が良いと言う事は、職人さんが無理をした施工になっていないので、つまり、建てた後も安全だと言う事。適材適所ではありますが、このような輸入住宅には最もなじみの良い屋根材と言えます。
【デザイン】
また、この屋根の特徴のもう一つは独特の自然な色合いにあります。
単色ではなく、自然な色ムラが1枚1枚にあり、それ自体は瓦のような厚みはないのですが、陰影が豊かな表情を醸し出します。
自然な色彩があるのは、ランダムな粒状彩色石が表面に練り込まれているため。
今回は、定番のブラックで全体を引き締めました。
コスト的には、残念ながら、最近は石油由来の商品が値上がりしており、以前のようなコストでは、提供が難しくなってきました。
カラーベストよりは高くなりますが、瓦葺きのような金額にはなりません。
輸入シングルは耐久性の高さや、デザイン性、メンテナンスコストを考えると、私はコスパの良い商品だと思います。
新築リフォームに限らず、弊社では標準でこれを使っているのはそのような理由です。