輸入住宅にお住まいのお客さまからのお問い合わせで結構割合が多いのが、玄関ドアのメンテナンス。
最近も玄関ドアの塗装に関してのご相談がありました。
特に多いのが木製ドアのメンテナンス。
主な内容としては・・・
木製ドアの表面の塗装がハゲてきた。木の皺や隙間が目立ってきた。
鍵の掛かりが悪くなってきた。
取っ手がグラグラになってきた。
ドアの下がタイルに擦るようになってきたなど、、、。
写真を整理していたらいくつかカラフルな仕上げの施工例がでてきたので今日はそれを並べたいと思います。
木製のドアの場合、当初はやはり木目を生かしたオイルステイン仕上げの場合がほとんどなのですが、メンテナンスで塗装する場合、表面の塗装の状態を見ると建築当初と同じオイルステイン仕上げをするにには向かない場合が多く見受けられるます。
濃いところと薄いところの差がありオイルステン仕上げをするとムラが目立ってしまう場合が多いので、その場合は塗りつぶしをオススメしています。
上の施工例は、思い切って赤に塗り替えた施工例ですが、赤の色目をやや暗い色でシックに抑えることで海外にあるような赤色になったと思います。
最初はせっかくの木目柄を塗りつぶしてしまうことに若干抵抗を覚えますが、思い切ってこうやって全く違う方向に色をつけるのも気分も変わってアリだと思います。このお客様も思い切って変えたこのドアを大変気に入っていただきました。
日本の塗料メーカーのサンプルではこういった赤や青の色の中に輸入住宅に使えるバリエーションが少なく、なかなか思い通りの色を選ぶことができません。
従って、現場で職人が完全なオリジナル色を気に入った色が出るまで調合し、着色しています。
つまり、完全なこの家だけのオリジナル色というわけ。
この青いドアの施工例は珍しく木製ドアに最初から塗りつぶしの青色が塗ってありました。
今回はもう少し黒が入ったシックな青を目指しました。写真で見るとその違いがわかると思います。
元々の木目のある茶色いドアが気に入っていて、できるだけイメージを変えたくないという方もいらっしゃいます。上の施工例はそのようなパターンでして、
濃いめの茶色の色を作って塗りました。真鍮のキックプレートも取り付けました。
上の施工例の場合は同じ茶色でも色目を少し明るくして敢えて家のイメージを変える方向に持っていきました。
家は洋服とよく似ています。
雨から守ったり、暖かくしたり涼しくしたりという性能があり、
同時に形や色で遊ぶファッション的な楽しさがあります。
だから、私はこの仕事が好きなんだと思います。
家づくり、もっと色で遊んでみませんか?