江南市で建築中の平屋の家が上棟しました。
延べ床36坪の平屋は、建ってみると想像以上に広々としています。
緩やかな片流れの屋根が青空に一直線に伸びて行って、とても気持ちが良いです。
勾配天井のあるリビングダイニング。これから仕上がってくるところを想像するとワクワクしてきます!
構造計算を行い、「耐震等級2」で設計してあります。
建て始めてから2日で棟上げ。3日めには野地板の上にルーティングを敷いています。
住宅瑕疵担保責任保険会社の検査員による構造検査を行ないました。
ルーフィングと同じ日に窓も搬入して取り付けました。
ツーバイフォーの特徴として工場でのパネル製作にすでに窓の位置が確定しており、現場で窓が取り付けるばかりの状態で搬入されます。
そこが在来軸組工法と違うところで、建前が終わるとすぐに窓を取りつけることができる合理的な作りとなっています。壁工法であるがゆえにこれが必然となっています。
このようにするためには、かなり前から図面上で開口のサイズや位置を決めておかなければいけませんので事前作業が大変ですが、
そのお陰で現場での作業を軽減し、効率的な現場を作り出すことができます。
月曜日に建て方を開始し、週末の土曜日に上棟式と上棟打ち合わせを行いました。
上棟打ち合わせでは、主に電気設備、収納部分の詳細、その他造作部分をお客様と一緒に現場を見ながら行います。
電気に関してはこの日までにあらかじめお客様と打ち合わせがしてあり、だいたいのことは決まっています。
その位置に電気屋さんが事前に黒いボックスを取り付けて解りやすくしてあります。
でも、実際に建物の中に入って実際の生活を想像してみると、
「ここのスイッチはここにあったほうが使いやすいじゃない?」
「ここに掃除機を入れるので棚をこの辺に作ってください。」
「ここでは家で仕事をするので、もう少しこう言う形の照明器具があった方が良い」
などなど、より具体的な話が出てきます。そこで、現場で最終的に微調整・変更をします。
お客様のお話に耳を傾けて、出来る限り理想のものになるようにここからさらに注文住宅として精度を上げていきます。
こちらは小屋裏の部分。このスペースを利用して全館空調システムの本体を設置します。
この部分から、各部屋を行き来するダクトが配管されます。
まだ何も置いてないこの姿は今しか見られません。
私はこのときの構造を見るのも大好きです。整然と並ぶツーバイフォーの構造材、隙間から差し込む光がとても綺麗だと思いませんか?