工事の一番最初に行うのが境界コンクリートブロック(=CB)積みです。
CBを積む必要がない場合もありますが、今回のように道路面よりも地盤を上げる場合は、盛った土が留まるように必ずと言っていいほどCBを積みます。土を盛る→整地するなど一連の工事をまとめて「造成工事」と言います。
これらは一般的には基礎工事より先んじて行います。
CBを積むと境界が明確になるというメリットもあります。
この時点で注意することは、当たり前のことかもしれませんが、
境界線がどれか、杭の位置を よく確かめて、(お客様にも確認を取って)行うこと。
それから
これが分かっていないと工事ができませんし、申請も出せません。
建物の配置と同時に この地盤の高さについても初期の段階で考えておいた方がいいでしょう。
なぜかと言うと、この高さによって駐車場のレベルも関係してくるし、 状況によっては排水の勾配が取れるかなども関係して来ます。道路からの家の見え方にも影響します。
それと地盤高さに関係して
意外と後回しにしがちですが、 最後に行う外構に関しても建物施工の初期段階でざっくりでも ラフプランを想定しておく必要があります。
細かい話ですが、ポーチ階段の段数も敷地に余裕がある時はいいですが、余裕がない場合は一段でも駐車場を作る時のネックになったりします。階段の踏み面・蹴上の高さも無理のない所で考えておきたいもの。
特に将来のバリアフリーまで考えてスロープを考えたりすると思ったより建物アプローチエリアに余裕が要ります。
車の停め方も道路幅や近隣の状況を踏まえてある程度想定しておくと後で後悔しません。