かなり、朝夕と涼しくなって秋を感じますね~。
7月夏真っ盛りに行った「ハワイスタイルの家-リノベーション」
今日はこの設計打ち合わせや工事内容を振り返るシリーズの3回目です。
弊社としてはカバー工法ではなく既設壁を全て撤去し、新しく防水紙から張り替え、通気胴縁を設置した上でラップサイディングを張るやり方をお勧めし、お見積りしました。
工事費は通常はカバー工法よりも高くなるはずですが、今回はカバー工法とさほど変わらなかったとのこと。 他社のカバー工法が若干相場より高かったかもしれません。
例えカバー工法よりも高かったとしてもいくつかのメリットが張り替えにはあります。
【メリット1】
万が一壁が漏水して壁内が腐っていたり、下地に問題があった場合でもそれを発見し改善してから仕上げに進むことができる。
【メリット2】
下地防水紙から張り替え、構造材以降新築と同じように施工ができるので、リフォーム瑕疵担保保険において5年間の保証がつけられる。(通常1年)
【メリット3】
カバー工法用の建材だとデザインが限られるが、基本どのようなデザインの外壁も採用することができる。( レンガやぬりかべ風も可能)
カバー工法の場合、できるだけ建物に負担をかけないように、軽くなければいけないので樹脂や板金を成型したものが 一般的です。
他社様がご提案していたのは、一件ラップサイディング風かもしれませんが、実際はかなりS様のイメージとは違うものになると感じたので、率直にそのことをお伝えしました。
ウッドデッキも最初からお客様の強い要望のうちのひとつでした。
ウッドデッキは
①メーカーの出している人工木材(樹脂)を使う場合
②天然の木材や防腐加工を施した木材を使う場合
この二通りに大きく分かれます。
①に関してはメーカーの方でもデータがあったり、施工法が予めメーカーから決められているので、比較的意見にばらつきが少ないかもしれません。
②の場合は実際にそれで作った人のご意見が一番参考になりますが、使う木材の種類とその時の工事のやり方、またその後のメンテナンスやウッドデッキの置かれた環境によって耐久性に大きな差が出ます。
したがって最初は良くても「木で作るウッドデッキはすぐに腐ってしまう」「メンテナンスが大変」など、極端に扱いにくいイメージを与えてしまうこともあります。
私は木材を使う場合は、やるならこれがお勧めと言う定番を決めています。
(※デッキボードはハードウッド(ウリン材等)、 それ以外の下地材に関してはエコアコールウッドを使用)
また、耐久性を決める大きな要素は施工にあるので、 経験上これだと傷みにくい、またメンテナンスもし易い、という ベストな工法で作ります。
お客様がウッドデッキに求めることによって決められると思います。
今回はS様から、木製のウッドデッキにしたいとお返事がありました。
S様から初回ざっとイメージだけを聞いて、最初にご提案させて頂いたのがこの図面です。
お聞きしたイメージがパーゴラなのかな?と思ってこれを提案しましたが、後から柱だけのイメージだとお聞きして、その後は無くなってます。
また、デッキ床面の大きさもこれより実際には大きくなりました。
弊社の定番のウリン材とエコアコールウッドを用いたウッドデッキで、 無垢の木の質感を生かしたリゾートライクな作りになります。