1年前にリフォームさせて頂いたK様邸に掘カメラマンと一緒にお邪魔しました。建築当初よりはっきりとスタイルを持ってみえる奥様でしたので、大方の期待はしてましたが、それを超える素敵なインテリアで私共を迎えてくれました。
掘さんも「おお〜!」と唸りながら各部屋を見て廻っていました。どこを切り取っても絵になる、とはこのことを言うのでしょう。掘さんはいつに無く、放っておいても勝手にバシバシシャッターを押していました。少しファインダーを覗きましたが、やっぱ自分とは違う。さすがです。まだ、データはもらってませんが、取り急ぎ素人の私が撮った写真を並べますね。
壁には珪藻土が塗ってあります。ガラスブロックもK様の支給品。奥さまの籠で・・・決まり!!
奥さまの友人が作ったというラダー(はしご)
階段上部に作った棚・・・。
建築当初はどうなるのかなぁ?といまいちイメージが分らなかったが、こうなってみると・・・納得!
ホント、我々建築がやれることは大したことないです。
そう、住まう人が家を作る。
住人が2人(匹)増えてました。
隣地が近いわりにキッチンは明るく、寒い日でしたが、椅子に座って背に日が当たると、ほんのりあったかかったです。
在来工法の古家なので作りは元々寒いですが、あえて部屋全体を暖め過ぎず、時折差す陽の暖かさをじんわりと感じる・・・。最近の全館空調などと逆行するようですが、この寒い中で「暖を採る」感じもいいもんです。
私はやはり日本人なのか?(笑)
奥様に入れて頂いた中国茶を飲みながら、そんなことを考えていました。