白蟻被害に遭った部分の木部の補修もやっと終わり、外壁のラップサイディング復旧を行いました。
当時は12ミリ厚でしたが、現行は改正され14ミリ厚しかありません。既設との取り合いがある出隅役物がうまく納まるだろうか?と少々心配しましたが、うまく納まりました。
元々が表面はフラットなタイプなので同じフラットタイプにしましたが、木目の施されたタイプもメーカーにあるようです。
ラップサイディングとは1枚1枚下から重ねて張っていく昔から日本にもある外壁の典型です。いわゆる下見板張りですね。1枚1枚張るので、陰影があり、趣があります。当時の工法は通気胴縁を付けません。今回部分補修の為、同じ工法で無いと段差が出来てしまうので胴縁無しの施工としました。
ただ、ラップサイディングは簡単な工法のわりに雨仕舞いが理にかなっていて、且つ、斜めになることで適度に外壁との間に隙間が空くので、直接張ったとしても健全な外壁だと思います。
床のフローリングでもそうですが、人が手間かけて1枚1枚張って作り出す仕上げ面というのは、見る人に必ず伝わります。手間を掛ける=価値が高いという図式をいつまでも大切にしたいもんです。